2月3日は「節分」、4日は「立春」です。
今年は、以前のように雪がある冬の豊岡の姿が見られましたが、ようやく積雪も少しづつ消えてきました。
まだまだ「節分寒波」や「立春寒波」などの言葉があるようにまだまだ寒い日が来ることも考えられます。
豊岡観光協会のフェースブックものぞいてみてください。豊岡の話題や、積雪情報などを、随時更新してお知らせしています。
2月3日は「節分」です。
文字どおり季節は「冬」から「春」へと移っていきますが、但馬に暮らす人たちにとっては、気持ちもひとしおのものがあります。
家庭でも「豆まき」や「巻きずし(恵方巻き)の丸かぶり」などを行いますが、各地の神社仏閣などでは「節分の行事」が行われます。
豊岡の町なかでも暮らしの中で引き継がれてきた「節分」の行事があります。
豊岡市城南町(京口区)にある「京口庚申」では、「節分の星まつり」が行われます。
明け方から境内での「どんど焼き」が行われ、「護摩木供養」の受付があります。
例年行われていた「もち焼き」やがん封じの「笹酒」・「甘酒」のふるまいなどは「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため今年も取りやめになりました。
鈴とホラ貝を鳴らしながら各家庭から「厄払いの豆」を集める市内の巡回もなくなりました。
夕方からは、庚申堂内で「厄除けの護摩木」の「お焚き上げ供養」が始まります。
「京口」は、豊岡の城下町から「京」への出入り口にあたることからその名がつけられたといわれます。
京口庚申は、庶民の信仰を集めています。
護摩木のお焚き上げ供養があります。
庚申堂の入り口には、サルの形をした石がそっと置かれています。
どんど焼きでお餅を焼いたり笹酒を温めたりしていただきます。(「ふるまい」は今年は中止)
また3日には、豊岡市中央町(寺区)の「立正寺」でも、「節分星祭」が行われます。
立正寺は京極家ともゆかりのあるお寺で、本堂の屋根瓦に「京極家の紋」があしらわれています。
また、俳人「京極杞陽」の句碑もあります。
境内にある「妙見堂」の裏手には「京極家の姫君」の墓碑があります。
京極家家紋を配した本堂の瓦
「妙見大菩薩」を祀る「北辰殿」、横には「俳人・京極杞陽」の句碑、裏には「京極家の姫君」の墓碑があります。
「京極紀陽」の「金星に照らされながら雪道を」の句碑
「京極家姫君」の墓碑
そのほかにも、各地で春を迎える行事がおこなわれます。
江戸城下町の名残りをさがしながら「豊岡の町なか」をぶらぶらと訪ね歩いてみてはいかがでしょうか。