ルートガイド |
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「ハチ北高原ゲレンデ駐車場」からのスタートし、ゲレンデ内のアスファルト舗装道に入っていきます。 |
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3分ほど進んだ三叉路で右側のコンクリート舗装道へ進み、急な坂道を20分ほど歩くと「大沼湿原」に到着します。ここは標高約820mに位置する地すべり背後の凹地に発達した高層湿原で、ウッドデッキの遊歩道が整備されており、ヤマドリゼンマイなどの山野草やモウセンゴケなどの湿地植物を見ることができます。ヒメボタルが多く生息する場所でもあります。大沼近くの白樺の周りには、5月中旬にラベンダー畑のようなムスカリの群生が広がっています。 |
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「大沼湿原」からリフト沿いにゲレンデ内を下り、アスファルトの舗装道に合流したところで、右に曲がります。 |
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道なりに10分ほど進むと坂を下った谷間に「ミズバショウの里」が見えてきます。休耕田の棚田を利用して約12,000株ものミズバショウが植えられており、雪解けとともに花を咲かせ、4月上旬から下旬頃に見頃を迎えます。 |
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「ミズバショウの里」から坂を上り、「グリーンパークハチ北」を経由して、坂を下ったところに「昇龍の滝」へと続く道の入口に辿り着きます。大きな岩が転がり、トトロの世界のような雰囲気に包まれた場所です。 |
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そこから右に曲がって大谷川の源流沿いを10分ほど登っていくと「昇龍の滝」に着きます。昔、大沼に住んでいた大蛇がこの滝を登って天まで行ったと伝えられています。滝の中央部にゴリラの顔のような岩があり、隣には夫婦滝があります。 |
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「昇龍の滝」からは元の道を帰っていきますが、30分ほど進んだパトロールの建物の先を右に曲がり、ゲレンデ内のウッドチップ道を歩き、丘を越えるとすぐに終点が見えてきます。「ザゼンソウ群落」では、期間限定(3月下旬頃)ですが、県指定重要文化財と天然記念物に指定されている「ザゼンソウ」を見ることができます。深く積もった雪が解けだす3月下旬、紫色を帯びた濃い茶色の花が顔を出すサトイモ科の多年生草本で、袈裟を着て座禅を組む僧侶の姿に似ているためザゼンソウという名がついています。別名ダルマ草と言い、この名前は達磨大師にちなみ、赤いのは花ではなく仏炎苞(ぶつえんほう)で、この中に花茎があります。 |