ルート紹介

日本遺産にも認定された明延鉱山。全盛期には、4,000人が居住していましたが、閉山後急速に人口減少が進み現在では100人以下に。そんな明延の栄えた当時の面影と明延鉱山の遺構を垣間見えるルートです。また、4~11月までの間は、一円電車の定期運行や坑道見学会を実施しています。(実施日については明延鉱山HP参照



距 離

約4km

所要時間

徒歩約3時間

難易度
★☆☆
起終点

全但バス「明延」停留所(車の場合は、あけのべ自然学校又はあけのべ憩いの家)

道の状況

アスファルト

道標の有無

あり

リフレッシュポイント

《1》あけのべ憩いの家
(トイレは常時利用可能、喫茶一円電車は一円電車定期運行日のみ営業)

《2》あけのべ自然学校(トイレのみ利用可能)

《3》明延ミュージアム「第一浴場」(不定期で開館。開館時は休憩所として利用可能)

《4》小林酒店(明延鉱山貯蔵酒や一円電車グッズが購入可能)


★☆☆ 平坦なコース(標高差100m以下)または5km以下

★★☆ 少し起伏のあるコース(標高差500m以下)または10km以下

★★★ 起伏があるコース(標高差500m以上)または11km以上


ルートガイド
明延の玄関口、全但バス「明延」停留所前にあるのが「あけのべ憩いの家」。一円電車の定期運行日には各種観光案内、見学受付や「喫茶一円電車」がオープンし、多くの人でにぎわう施設です。
憩いの家から上り坂を進んでいくと、両松寺と鉱山稼働時に商店が立ち並んだ町並みが現れます。空き家となった商店からは、当時の面影を残す看板やポスターが当時の繁栄さをうかがえます。
そこから、川沿いに1kmほど進むと明延鉱山が稼働していた当時の本部を見上げるインクライン跡にたどり着きます。当時の面影を残すインクライン跡はまさに圧巻の一言。
インクラインへ来た道を戻る途中に近代化産業遺産にも認定された「第一浴場」があります。モダンな造りである建物の内部には、地元の方が収集した鉱石や明延の様々な備品が展示されています。
明延川を渡ると三角屋根の特徴的なドームを持つあけのべ自然学校が現れます。廃校となった小学校を利用した集団宿泊施設です。一円電車定期運行日以外の坑道見学の受付はここで行っています。
明延トンネルを抜けるバイパスを進み途中側道へ入るとすぐのところに小林酒店が見えてきます。明延で唯一常時営業している店舗であり、お酒のほかに明延の関連グッズも購入することができます。
側道を進んでいくと青い屋根が特徴的な「北星社宅」が見えきます。当時のままの状態で残る社宅にノスタルジックさを感じさせます。
北星社宅跡からバイパスに出て、「明延」停留所に戻る途中、一円電車明延線の線路が見えてきます。定期運行日はもちろんのこと、運行日以外でも一円電車は常時公開されており、車内に入ることも可能です。
ガイド情報
交通アクセス

*列車・バス:JR八鹿駅より全但バス明延八鹿線に乗車、「明延」停留所 下車(八鹿駅より約60分)

*車:あけのべ自然学校、またはあけのべ憩いの家

注意事項

・4月の第2日曜日、5月~11月の第1日曜日と、夏休み期間中の毎週日曜日、GW期間中に、一円電車定期運行を実施。(平成30年度は16回を予定)

・明延鉱山探検坑道見学会は4~10月までの毎週日曜日と一円電車定期運行日に実施。

・一円電車定期運行日以外は、基本的にあけのべ自然学校と小林酒店しか空いていないため注意が必要。

お問い合わせ

あけのべ自然学校 TEL. 079-668-0258