ルート紹介

昭和初期に、複数の同行者が協力し、パーティーを作って登るのが常識とされていましたが、次々と日本アルプスを単独行で制覇していった加藤文太郎や、世界7大陸最高峰を踏破し、世界的にも有名になった植村直己などが登頂した蘇武岳です。ブナの原生林を抜ける登山道と、頂上から日本海や氷ノ山などの360度のパノラマなど、但馬の大自然を満喫できる歩きごたえのあるコースです。距離、高低差があり、長時間の登山となりますので、ガイドサービスを利用されることをおすすめします。



距 離

約12km

所要時間

約7時間

難易度

★★★

起終点

起点:道の駅神鍋高原/終点:道の駅村岡ファームガーテン

道の状況

道標の有無

あり

リフレッシュポイント

《トイレ》道の駅神鍋高原、万場スキー場万場天神社、道の駅村岡ファームガーデン

《休憩所》蘇武岳展望台(トイレはなし)


★☆☆ 平坦なコース(標高差100m以下)または5km以下

★★☆ 少し起伏のあるコース(標高差500m以下)または10km以下

★★★ 起伏があるコース(標高差500m以上)または11km以上


ルートガイド
万場スキー場駐車場から、20分ほど、ゲレンデの作業道を上がっていくと、万場登山口の看板が見えます。
さらにそこから20分ほどいくと、「巨樹の谷コース」と「大杉山コース」の分岐に来ますが、右の「大杉山コース」の方に進みます。コースのほとんどが原生林となっており、ブナの美しい森が頂上付近まで続きます。
約2時間歩くと、山の名前の由来にもなっている大杉が見え、ほどなくして大杉山(1,007m)に到着します。
歩みを進め、4つ山越えとよばれる峰を超えていきます。50分ほど歩くと、さきに分岐した「巨樹の谷コース」と合流します。
さらに40分ほど歩くと蘇武岳(1,074m)にたどり着きます。蘇武岳に到着すると、西に、兵庫県最高峰の氷ノ山、ハチ北スキー場で有名な鉢伏山(1,221m)、扇ノ山(1,310m)など、中国山地の山々を望むことができます。北側には日本海が広がり、東側には豊岡盆地が広がるなど、360度パノラマの絶景が広がります。
蘇武岳を30分ほど下ると、蘇武展望台に到着します。ここは、広域林道にもつながっており、車で上がってこられる方も多くみられます。
展望台の脇に下山道があります。10分ほど下ると、寺河内、大糠からの登山道の分岐があるので、右側(大糠側)を下ります。馬の背をとおって、2時間で、村岡側の起点、大糠登山道の入口に到着します。本格的な登山道のため、トレッキングシューズなど山歩きに適した靴が望ましいですが、道はとても歩きやすいです。但馬が生んだ登山家に思いを馳せて登ってみてはいかがでしょう。

ガイド情報

申込み先:うづかの森 TEL. 0796-96-0024/3,500円

交通アクセス

*列車・バス:JR江原駅より、全但バス神鍋高原線に乗車、神鍋ゆとろぎ温泉バス停 下車

*車:道の駅神鍋高原、万場スキー場

注意事項

冬は通行不能、トレッキングシューズなど山歩きに適した靴が望ましいでしょう。途中トイレがないため、携帯トイレがあると便利。お弁当や、水分補給の水筒など。

お問い合わせ

うづかの森 TEL. 0796-96-0024